ワンズマガジン

ワンコと一緒に乗り物に乗ろう その2


 さて、前回は、ワンコとの飛行機旅行について、書きました。今回は、鉄道です。鉄道にワンコを乗せるのにはどうすればよいのかをまとめていきます。

――基本は手荷物扱い。重量、大きさに要注意。

 鉄道に乗る場合、基本、ワンコは手荷物という扱いになります。盲導犬などの特殊な場合を除いて、持ち運べるケージ、もしくはかばんなど、口がしまり、ワンコの全身がきちんと隠れるものの中にいてもらうことが大体、どの鉄道会社でも原則のようです。電車内で、息苦しくてかわいそうということで、かばんから顔をのぞかせているワンコをたまに見かけることがありますが、それはNGです。ワンコの居心地の良さを考えても持ち運べるケージに入れて移動するというのがよいのではないでしょうか。

 重さや大きさは、各鉄道会社によって、まちまちなので、ホームページで確認してからの方が無難です。

 また、電車の中だけでなく、駅内でもワンコを歩かせるのは禁止されているところが多いようです。改札を抜け、駅舎から外に完全に出てから、出すようにしてください。

――ワンコの運賃は?

 当たり前ですが、切符の販売機で、ワンコ用の切符は売ってないですよね。ワンコの電車賃は、これまた鉄道会社でまちまち。「タダ」というところもあれば、手荷物料金を払うところもあります。JRでは、手荷物料金が必要です。改札口に行って、普通手回り品きっぷを買ってください。大体300円でお釣りがきます。そんなに高いことはありませんし、新幹線や特急に乗る場合でも追加の料金はかかりません。

 新幹線や特急の場合、ずっとワンコがケージの中にいるのはかわいそうと、ワンコの席用にもう一席買って、そこにワンコを座らせればよいのではと考える飼い主さんもいるかもしれませんが、電車内でワンコをケージから出すのはだめなので、絶対にやめてください。

――これからのために、みんなでマナーを守ろう

 そもそも、一人の人が、自分用に複数の席を買うのは基本的に許されていません。残念ながらワンコは手荷物扱いなので、いくら、家族の一員だと思っていても、ワンコ用の席は残念ながら買えません。ですから、席を用意して、そこにケージを置くというのもだめです。あくまで、自分の膝の上か、席の下などにワンコをおいてください。

 まだまだ、ワンコと一緒に電車に乗る場合、厳しい規制があるのが現状です。しかし、ワンコと一緒に乗れる列車を走らせるイベントを行うなど、ワンコと電車との関係について最近、目を向けるようになってはきています。そんなときだからこそ、それぞれの飼い主さんが、「ワンコは、電車に乗っても大丈夫ですよ」「そんなに迷惑かけませんよ」とアピールする必要があります。ですから、規則を守るのはもちろんのこと、乗車中に吠えない、吠えてもすぐに飼い主さんの一言でやめるなど、しっかりとしたしつけをしてから電車に乗せる必要があるのではないでしょうか。


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