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雨の散歩はどうしている? その2


 さて、前回は、雨の中のお散歩についての基礎知識的なものを紹介しました。今回は散歩中、散歩後に気を付けなければならないことについてお話ししていこうと思います。

――人間同様雨具を欠かさない

 雨の日の散歩は人間同様、雨具が欠かせません。ワンコ用のカッパを着るのが、泥はねなどの汚れも防止できてよいのですが、着るのを嫌がるワンコには、傘が付いたリードもありますし、前回ご紹介した、スプレーといったグッズもあるので、ぜひ活用してください。後のケアががぜん楽になりますよ。

――無理をさせないよう、ワンコの様子はよくチェック!

 散歩で何より気を付けなければならないのが、ワンコの様子です。いつもよりも繊細になっている子もいますので、もしも嫌がるそぶりを見せたり、家に帰りたそうにしたりするしぐさを見せたら、すぐに家に帰るようにしましょう。あとちょっとでいつもの散歩コースが終わるから、少し運動不足じゃないかしらと思っても、そこは引き返した方がよいと思います。無理矢理続けてしまうと、ワンコが雨の散歩=嫌な事と認識してしまい、雨の日に外に出たがらなくなったというエピソードを語ってくれた飼い主さんもいらっしゃいました。

 もし、運動不足が心配であるならば、家の中でしっかりと運動させてあげるようにしてください。

――雨の散歩後のケアは念入りに

 さて、雨の日の散歩は、家に帰ってからが本格的な勝負です。濡れた体、泥はねなどで汚れた体をタオルで拭き取りましょう。まずは、風邪をひかないように、散歩前に用意していた、乾いたタオル、もしくはスイミング用の吸水性にすぐれたタオルなどで、すばやく濡れた体を拭いていきます。

 そして、次に濡れたタオルで汚れを落としていきます。コツとしては汚れたところは後回し。そうすれば、汚れたタオルでほかのところを拭かなければならないといったことがなく、タオルの使用枚数が随分と節約できます。

 特に汚れているのは、足裏とおなかです。ここは入念に洗うようにしてください。あまりにも汚れがひどい場合は部分シャンプーをするのもよいでしょう。

 全部終わったら、ドライヤーをかけて終わりです。

――雨ぎらいのことも想定して準備を

 前述しましたが、雨でも散歩させて運動不足やストレスを解消させるのは良いですが、いやがる子を無理やりさせるのは禁物。そのときは、うちでボールを投げて拾いにいかせるなどして運動させてあげてください。そして、外でしかトイレをしないというワンコは、なるべくならトイレトレーニングで、トイレシーツの上でするようにトレーニングしておいた方が、のちのちのワンコのためになるでしょう。

 気象庁によると、例年、沖縄の梅雨明けが6月23日ごろ、そこから徐々に北に向かって梅雨明けしていき、近畿、東海、関東、甲信越で7月21日ごろ、東北北部で7月下旬ごろだそうです。それまでは皆さん上手に梅雨と付き合って過ごしてみてください。


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