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ワンコを預けるときの注意点  その1


 すっかり季節は夏。休暇を取ってどこか旅行に行こうと考えている方も多いのではないでしょうか。もちろん最高なのは、ワンコと一緒にお出かけすることですが、何時間も公共の乗り物に乗車しなくちゃいけなくて不安、ワンコと一緒だと入れない場所に行くなどといった理由で一緒にいけないことも。そんなときは、どこかにワンコを預けなくてはなりません。そこで今回からワンコを預けるときの注意点について語っていこうと思います。

――預ける人は慎重に

 ワンコを預ける方法としては、信頼のおける友人、家族に預けるというのが考えられます。ただし、必ずワンコを飼っている、飼っていた経験があって信頼がおける人にだけ預けるようにしてください。よく「ワンコ飼ってみたいから預かりたい」と言ってくれる友人もいます。そこまで熱烈に歓迎してくれているのだし、何をすればよいのかを書いておけば大丈夫、うちのワンコは大人しいから大丈夫と安易に考えてはいけません。

 ワンコには、環境が変わったことや飼い主がいない状況でストレスを感じてしまう危険性は少なくなく、いつもとは違ってなかなか言う事を聞かなくなってしまうことも十分に考えられます。そんなときに、ワンコを飼ったことのない人だと、対処できません。それはワンコにとっても預かった人にとってもかわいそう。数時間といって短い時間でもやめた方がよいでしょう。

 他の人に預けるのならば基本的には、ワンコ同士も飼い主同士もよくしっている方に限った方がよいと思います。

 ただし、そのような人に預ける場合でも、長期間預ける前に何度かその人のうちに連れていき、ワンコに環境にならし、預かり主さんに、ワンコのことを知ってもらうことが大切です。

――もうしおくり事項は慎重に。預かってもらうのだから妥協も大切

 預けていくときは、大体のワンコの一日のスケジュールや食事、散歩のルート、トイレはどこでするのかなど、しっかりと申し送りをしておきましょう。おすわり、伏せなどのハンドサイン、言葉のかけ方も以外と、人それぞれ違うので忘れずに伝えてください。口頭で伝える+書類で残しておくことも大切です。あとは、万が一体調が急変をしたときに駆け込む病院の場所なども念のために教えておきましょう。

 ただ、ワンコを愛するがあまり、何でもかんでも家と同じにしてもらおうと大量の申し送りをしてしまい、「なんで私がここまで……」と相手が思ってしまい、関係が悪くなったという話は周りでよく聞かれます。預かってもらっているわけですから、多少の妥協は大切だと思います。

 また、ワンコが安心できるよう、お気に入りのおもちゃや毛布、お皿などを持ち込むのはよいと思います。しかし、あまりにも大量のものを持ち込みすぎると、迷惑なのであまりかさばらない、場所をとらないものに限ってください。

 相手方も気持ちよく預かってもらうことが、ワンコが快適にお留守番する大きなポイントです。相手がいらいらしているとワンコは敏感にそれを察して、ストレスをためてしまうからです。相手先のことをしっかり考慮することが結果的にワンコのためになるのです。

 また、預かってもらったのですから、おみやげの一つや二つは買って帰ることを忘れないでくださいね。


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