なんだか、体がダルい、寝ても疲れがとれない……。何もしたくない……。いわゆる夏バテ。本当にやっかいです。そんな夏バテは人間だけでなくワンコにもあります。ご飯をあげてもあまり食べようとしない、いつもぐったりしているのなら、夏バテの可能性が。人間なら夏バテ予防に「今日は奮発してウナギでも食べようか?」「ニンニクとか精力のつく食べ物を食べようか」などとそれなりに夏バテ対策ができるのですが……。ではワンコの場合どうすればよいのでしょうか。今回は夏バテについてです。
――ワンコの夏バテの症状は人間と同じ
ワンコの夏バテの症状は人間とあまり変わりません。食欲不振になったり、動きが鈍くなったり、酷い場合は、嘔吐をすしたりすることもあります。注意してほしいのは、これらの症状が出たとき「夏バテだろう」と決めつけないことです。熱中症など、ほかの病気などのことがありますので、よく注意し、あまりにも酷いようでしたらかかりつけの動物病院に診せるようにしましょう。
――夏バテ予防の食事
夏バテ予防としては、ワンコを水分不足にしないことです。新鮮な水をワンコに常に与えて防ぐことはもちろんですが、食事から水分を補給するのも必要です。あまりに水をがぶのみしてしまうと、胃酸の濃度を薄めてしまうなどして逆に食欲不振に陥る危険性があるからです。たとえばドライフードをウェットフードに代える。トマトやキュウリなど水分量の多い野菜を食べさすなどしてみてはいかがでしょうか。
――匂いで食欲を増進させよう
ワンコの食欲を増進させるには、嗅覚を刺激してあげることも大切です。ゆでた野菜、や鶏肉など、温かく香りが立つものをいつものご飯にトッピングしてみたり、ドライフードにお湯やスープをかけて匂いを立たせてみたりしてみましょう。ただし、与えるときには、温度には十分に注意してください。
夏はワンコにとっては嫌な季節です。いつも以上に飼い主さんが気を遣ってあげて、乗り切ってください。
まだまだ暑い日が続きますが、ワンズタウン読者の皆様、ワンコが体調を崩さぬように過ごされることを祈って、今回のワンズマガジンを終わりたいと思います。