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ワンコだって寒いんです! しっかりしよう寒さ対策 番外編 ワンコと雪


 さて、きたる11月24日、都内で54年振りに11月に雪が降ったと大騒ぎになりましたよね。交通機関にも遅れが出るなどしましたし、雪のせいで苦労した方も多いのではないでしょうか。ちょうど先週までワンコと寒さ対策について語っていたこともありますし、今回は、先週までの連載の番外編ということで、ワンコと雪について少しだけ語ってみようと思います。

――犬は雪が好き?

 そもそもワンコは雪が好きなのでしょうか。海外の学者さんたちがそのことについていろいろと研究をしているようです。明確な答えは出ていないようですが、雪が降るといつもと異なる環境になるため、好奇心の強いワンコのような動物は好きなのではないかという意見の方もいますし、雪の感触、すがすがしい空気が好きなのではないかという方もいます。総じて雪が好きなのではという意見が多いようです。

――雪の日の散歩の注意点

 雪の日の散歩をするかどうかは、ワンコの種類、その子の性格によっても異なるとは思います。先週までの連載を参考にして飼い主さんが判断してください。ただし、雪道で地面が凍っている場合は、ワンコの関節にものすごく負担が掛かるので、高齢のワンコなどはできれば避けた方がよいのではと思います。

さて、もし散歩させるのであれば、まず、ワンコのはしゃぎすぎに注意が必要です。異なる環境ではしゃいでしまうので、急に飛び出して、車にひかれてしまう、何かにぶつかってしまうなんてことのないよう、気を付けてください。落ち着いてゆっくりと歩くことで、雪道での体への負担も軽減させることができます。

――雪は食べても大丈夫?

 よく雪を食べるワンコがいると思います。基本的には知らないものを食べるということですので、雪以外の異物も食べてしまうことがありますから、食べてしまう行為自体にしつけ上の問題があると考えられます。できれば、飼い主さんが与えたものだけ食べるようにするのが理想的です。もちろん雪を食べたからといって体に害があることはないと思いますが、雪の中にどんな物が隠れているのかわからないですし……。できれば避けた方がよいでしょう。

 また、雪をたくさん食べるワンコというのは、水分を多量に欲しがるワンコであるともいえます。水分を多量に欲しがるワンコは糖尿病などの病気の疑いがあるので、もしもあまりにも頻繁に食べたがるという場合には、獣医師さんに相談してみてください。

――雪の日の散歩はアフターケアをしっかりと

 これは、雪の日限定というわけではないですが、寒い日の散歩の後のアフターケアはしっかりとしてください。寒いままでいるとしもやけになってしまう危険性もあるので、温かい布で足を吹いてあげるとよいでしょう。小さな氷塊などで、肉球が傷ついていることも考えられるので、いつも以上にワンコの脚の様子も見てあげるようにしましょう。


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