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暑い夏、シニアなワンコは要注意! その1


 今年の夏は涼しいといわれていますが、それでもやっぱり早くも夏バテ気味の今日、このごろで、暑さが苦手なうちのワンコとともに、ぐたっとした日々を過ごしています。

 さて、夏で怖いのが熱中症というのは、以前にもワンズマガジンで取り上げましたが、特に、気をつけなければならないのが、年齢的にも高齢のワンコたちです。

 人間でも、熱中症にかかる約半数が65歳以上の高齢者ですが、ワンコもシニアなワンコは、夏の暑さに弱いといわれています。

 そこで、今回はシニアなワンコの夏の過ごし方についてお伝えしておきます。

――ワンコは何歳から高齢犬?

 おさらいになるのかもしれませんが、人間と違って、何歳から高齢犬という基準はないのですが、大体よく言われるのが、小型犬が9歳から、中型犬が8歳から大型犬が7歳からといった具合でしょうか。

 もちろん犬種によっても違いますし、個体差もありますので、それぐらいの年齢になってきたら、うちのワンコもそろそろ年取ってきたなーと気に留めるようにしてみてください。

――シニアなワンコとの散歩は、朝か夕方に

 シニアになると、体温調節の機能が若い頃よりも衰えてしまうので、あまりにも暑かったり、寒かったりすると、体に負担がかかってしまいます。ワンコとの散歩をする時間は、夏は涼しい朝か夕方がベストです。

 涼しい方がいいならと思い、日が暮れて暗くなってから散歩をすると、視力の落ちているシニア犬の場合、周りが見えなくなり危ないので、なるべく、明るいうちに済ませましょう。

 それでも、暑いときには、手作り冷却グッズを持っていくというのも一つの手です。

 食べても大丈夫な保冷剤を冷蔵庫で冷やしてバンダナなど大きめの布でくるめばできあがりです。ただし、一般的な保冷剤は、誤飲してしまうと大変危険です。必ず無害なものを使用してください。

 また、犬は舌から水分を蒸発させて体温調整をします。夏は歩いているだけでどんどん水分が失われていくので、水は必ず持ち歩きましょう。

 安全面でもう一つ忘れてはいけないのが、散歩の前のウォーミングアップです。外に出ると急にはしゃぎ出すコもいます。急な運動は心臓や関節の負担になってしまいますので軽くほぐしておいた方が安全ですし、体が動きやすくなることで、散歩も楽しめるようになるはずです。

 また、冷房や暖房のついた部屋から散歩に出かけるときは、玄関や廊下などエアコンの効いていない部屋で少し歩かせたり、運動させたりするのがおすすめです。気温に差がある場所に出ると、心臓や循環器に負担をかけてしまうのを防ぐことができます。


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