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敬老の日をきっかけにワンコが年をとったときのことを考えてみた その1 心構え編


 9月といえば、シルバーウィーク。今年は、3連休が一つだけと、少し寂しい気もしていますが、それでも祝日が二回あるのはうれしいところ。そして、その祝日の一つ、9月18日は、敬老の日です。国民の祝日に関する法律(祝日法、昭和23年7月20日法律第178号)第2条によれば、「多年にわたり社会につくしてきた老人を敬愛し、長寿を祝う」ことを趣旨としているようです。

 さて、そんな敬老の日を前に、ワンズタウンでは、シニア犬の特集をこれから何回かにわたり、実施していこうと思います。

 もうすでに、飼っているワンコがシニアな方はもちろんのこと、まだ若いワンコを飼っている方も、今後のことを考えて知っておいた方がいいことをご紹介していこうと思いますので、ぜひ見てください。

ゆったりとした穏やかな生活の始まり

 一緒に散歩をしたり、じゃれあったりと愛するワンコと過ごす時間は一分、一秒が愛おしく、やんちゃなコに手をやいたなんてこともかけがえのない思い出です。

 そしてそんな思い出が積み重なっていくほどワンコも年をとっていきます。子犬、成犬という時を経て、シニア犬と成長をしていくのです。

 シニア犬になると、だんだんと筋肉が衰えてきて、あまり走り回れなくなったり、目が見えにくくなったり、多少のことでは動じなくなったりと体や心にさまざまな変化がおとずれます。

 それに伴い、一日の眠る時間も増えゆったりとした穏やかな生活を好むようになるなどライフスタイルも変わってきます。

 そのため足腰が衰えないようにトレーニングをしたり、床ずれをしないように体のむきを変えたりと、シニア犬の体や心、ライフスタイルの変化にあった飼い主のサポートが必要となってきます。

愛するワンコの介護を楽しもう!

 シニア犬へのサポートというと、することが多くて大変そうだというイメージがあり、どこか暗い気持ちにもなってしまいます。

 しかし、子犬の時もしつけに手を焼いたはずです。そして、その苦労すらも楽しく、そして子犬が成長していく姿が愛しく思えたはずです。シニア犬へのサポートもそれと何ら変わりません。

 食べにくそうだからドッグフードを柔らかくしたら食べてくれるようになった。寝てばかりいたのが、一緒に遊ぶようになった。それらの瞬間は子犬のしつけの時と同等に嬉しいものなのです。

 いや、それまで積み重ねた思い出や愛情がある分、子犬の時よりも嬉しさが増しているかもしれません。

 大変さばかりに目が向いて、シニア犬との生活を楽しめないというのは非常にもったいないことです。シニア犬との生活で一番大切なのは楽しむことです。飼い主が楽しんでいる姿こそが愛犬のなによりの元気の素なのですから。

 さて、次回は、何歳からシニア犬なのか、その定義について迫っていきたいと思います。


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