愛するワンコがいつの間にか人生の先輩に?!
ワンコの成長のスピードは私たちよりもはるかに早く、さらに見た目も年を重ねるごとに劇的に変化があるわけではありません。ですから、うちのコが何歳だということを知っていても、まだ、子どもなのかそれともおじさんなのか、おじいちゃんおばあちゃんなのかといったところはなかなか想像がつきにくいものです。
年齢はあくまでもシニア犬の一つの目安
一般的には小型犬が7歳、大型犬が5歳でシニア犬と呼ばれています。これを人間で、換算するとおおよそ、小型犬が44歳、大型犬が40歳ということになります。まだまだシニアじゃないと思われるかもしれませんが、これから、加速度的に、年齢を重ねていくことを考えると、これぐらいから意識をしておいた方がいいということでしょう。
しかしこれはあくまで一つの目安です。私たちでも若々しい40代もいるように、10歳になっても足腰が元気でそれまでと何の変わりもなく過ごしているコもいます。住環境や個体差によって体や心の変化のスピードというのは変わってくるのです。
小型犬で7歳になったからと元気なコをシニア犬として扱ってしまうと、運動不足やストレスを溜め込んでしまうことになりかねません。年をとったからシニア犬になるのではなく、シニア犬としてのさまざまな特徴が出始めたからシニア犬になるのです。
こんな状況になったら要注意! シニア犬の特徴
では、どのような特徴が出たら、シニア犬としていろいろ対策をとった方がいいのか。これは、あくまでも、私個人の感想でしかないので、違う意見もあるかもしれませんし、病気で以下のような症状が出ることもありますので、気になったら、かかりつけの医者に見せるのがよいと思います。
シニア犬の主な特徴
- 白い毛が増えてくる
毛並みもツヤがなくなりパサつくようになります。
- 皮膚が乾燥してフケが出たり皮膚がカサカサになる
皮膚の老化に伴いフケが出やすくなります。
- お尻が小さくなる
丸みを帯びたていたのが、骨ばって四角い印象に
- 目が白く濁る
シニア犬に多い白内障が発症すると、黒目が白く濁る
- しっぽが上がりにくくなる。
下半身の筋肉が落ちてくると、しっぽも上がりにくくなる
- イボができる
顔や足先を中心に、体にイボができやすくなる
- やせてくる
食べてもあまり太らなくなると、内蔵が弱っていることが考えられる
- 耳が遠くなる
チャイムの音や飼い主の掛け声に反応しなくなる
- 階段をスムーズに乗り越えられなくなった
後ろ足の筋力の低下が原因
大体の目安の年齢を過ぎ、このような症状が出たら、ワンコも年を取った証拠です。散歩の仕方や住環境を変える必要が出てくるように思います。