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涼しくなったからといって油断は禁物、秋の健康チェック その1


 さて、ようやく暑さもひと段落してワンコにとっては過ごしやすい季節となりました。無事に乗り切ってほっと一安心という飼い主さんも少なくないのではないでしょうか。でも、そんな秋だって夏の疲れが残っていて体調を崩すなど、油断は禁物です。それでは秋の健康についてお話していくことにしましょう。

秋は、夏の疲れを整える季節

さて、秋はワンコにとって夏で崩れた体調を元通りにする絶好の機会です。

では、夏で崩れた体調とはいったいなんでしょう。

以下の3つが考えられます。

・夏の運動不足

・内臓の機能の低下

・食欲不振

 まずは運動不足について。夏は、暑さなどの関係であまり長い時間散歩できなかったというワンコも多いのではないでしょうか。夏で落ちた体力や筋力は、秋でしっかり取り戻しましょう。

 ただし、だからといって急激に運動量を上げるのはNG。急激な運動量増加は、筋肉や関節を痛めて逆効果です。散歩をいつもより少しだけ長くする、家でボールなどをつかった運動を加えるなど、ちょっとだけ運動量をいつもより増やしてください。

水分の確認を

 夏、つめたいものを上げすぎて、内臓が疲れたり、機能が低下したりしていることが考えられます。秋は、下痢をしていないか、うんちには、いつも以上に気を配ってください。

 食事は、冷たいものではなく、少しぬるま湯でドックフードをふやかせるなど、温かい食事をあげるのもよいと思います。立ち上る匂いで食欲が増す効果もあります。

 また、涼しくなると、急に水を飲まなくなるワンコもいます。あまりに水を飲まないと、内臓の機能が低下します。

 こまめに水を取り替えるなどして、おいしい水を常に提供してあげるようにしてください。あまりにも飲まないようでしたら、獣医に相談してください。

 さて、次は秋に体調を崩しやすい原因についてお話します。


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