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涼しくなったからといって油断は禁物、秋の健康チェック その2


 さて、夏の疲れを引きずっているという以外にも、秋におけるワンコの健康で注意しなければならないことがあります。今回は、それについていくつかお話したいと思います。

秋は、温度差に要注意

 秋において、何より健康面で影響を与えるのは、温度差です。

 朝は寒いのに、日中は夏のように暑い。また、夏のように暑い日があったり、冬がきたかのような日があったりと秋は、日ごとでも、また一日の中でも温度が違います。それが、ワンコの消化器官などを不調にさせる原因となります。

 温度差が激しい、窓際ではなく、少し部屋の中の方にワンコの住処をつくったり、ブラッシングをして毛をととのえ体の中で温度差ができないように気を付けるなど、注意を払ってみてください。

食事の量に気を付けて

 夏ばてですっかり食欲が減ったワンコ。涼しくなっても、それをひきずって、あまり食べないワンコもいるようです。少し温めるなど、においで食欲を刺激してください。また、食欲が戻らない、元気があまり戻らないというワンコはかなり入念に様子をチェックするようにしてください。

 あまりにも体力が落ちると、抵抗力が落ちていくので、感染症や皮膚病にかかる可能性がと高くなります。

 特にブラッシングのときは、入念にワンコの肌の状態などを確認してください。

フィラリア予防にも要注意

 蚊が媒介となって観戦するフィラリア。フィラリア予防薬を飲ませている人も多いでしょうが、蚊が媒介するというのであれば、もう蚊が少なくなった今なら大丈夫では? と思われる方もいるかもしれませんが、体内でフィラリアの幼虫が入って大きくなるまでは2カ月程度かかるといわれています。

 もし気になって、飲ませている方は、その時期をもう少し伸ばしてもよいのかもしれません。


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