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温度差をなくしてワンコの健康を保とう! その1


 10月半ばだというのに、12月中旬並みの気温を記録するなど、最近本当に寒くなってきましたよね。

 ワンコが幸せにすごせる空間を作る上で、バリアフリーと同じくらいに気をつかわなければならないのが温度です。急激な温度差は、ワンコの心臓や内臓に負担がかかり、心筋梗塞という死につながる病の原因ともなりかねないので注意が必要です。

 以前、「涼しくなったからといって油断は禁物、秋の健康チェック その2」でも少しふれましたが、今回から数回にわけて、温度差について、もう少し深く語っていきたいと思います。

ホッカイロはダメ! 湯たんぽで温めよう

 ワンコの種類によっても違うと思いますが、大体目安は、室温が18~20度ぐらいがいいのではないかと思います。

 冬だと、エアコンで調整ということになるのでしょうが、エアコンの風が直接ワンコにあたらない注意は必要です。

 また、一日中、つけっぱなしというのなら良いのですが、夜は切るという場合、そこで温度差が生じてしまいます。夜ように、冬ならば湯たんぽがおすすめ。ただし、熱くなりすぎないように気をつけてほしいのと、タオルをとれないようにしっかり巻くことを忘れずに。湯たんぽを直接触ることがないようにしてください。

 ホッカイロは高温になりすぎたり、ワンコが噛んで中身を食べたりすることがあるので使わないようにしましょう。

排泄を室内ですることで、温度差の少ない暮らしへ

 屋外でしか排泄できないコは、排泄をするたびに、部屋の外と中を行ったり来たりすることとなります。特にシニアなワンコは排泄回数も多く、冬だとその度に、急激な温度差にさらされます。これはワンコの体にとってかなりの負担となります。

 ワンコの健康のことを考えると、なるべく早く屋内で排泄できるようにしておいた方がよいでしょう。以下にその方法を紹介しておきましたので、参考にしてみてください。

1.外にトイレシーツを持参する

外に行く時、トイレシーツを持参します。あらかじめ、前にした尿を吸わせたものだとなお効果的です。

2.排泄しそうになったらシーツを広げる

排泄しそうなそぶりをみせたら素早くシーツを広げて、その上にのるように促します。

3.声をかけて排泄を促す

「シーシー」など、声をかけながら排泄をさせます。

4.排泄する場所を少しずつ家に近づける

 シーツの上で抵抗なく排泄できるようになってきたら徐々に排泄する場所を家に近づけましょう。時間はかかりますが何日も根気よく続ければ、最終的には屋内でできるようになります。

次回は、服による防寒についてお話します。


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