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春の散歩 ここに気を付けよう


 散歩の途中で日向ぼっこ、やわらかな春の日差しを浴びて、体もぽかぽか。体内リズムも整い、体調もよくなります。そんな飼い主にとってもワンコにとっても快適な春の散歩ですが、気を付けておきたいことも。そこで、今回は、春の散歩で気を付けたいことを紹介しちょうと思います。

――草花の誤食に要注意

 まず気を付けたのが草花の誤食です。春の草花の中には、ワンコが食べると下痢やおう吐などを引き起こす毒性を持つ草花もあります。たかが草花、されど草花。特に道端に生えているオオバコには要注意。葉にサボニンと呼ばれる毒性物質が含まれています。誤食するとおう吐、下痢、抑うつなどの症状が出ます。

 キレイですが、鉢植えの花なども要注意です。チューリップやツツジなどもワンコにとっては食べたら危険なので気を付けてください。また、除草をした形跡のある場所にはなるべく近寄らないようにしましょう。除草剤が残っている可能性があります。


オオバコには要注意

―暑さに注意

 意外と春は暑さに対して油断しがちな飼い主さんが多いようです、春は寒暖差が激しく、たまに夏のような暑さになるときもあります。出かける前には、きちんとアスファルトを触って、熱くないかどうかチェックしてください。散歩中、はあはあと息が荒くなったり、よだれを大量に出したりしているときは、暑いよーというサインの場合がありますので、よくよくしぐさには注意するようにしてください。

 また、散歩ではありませんが、春だから大丈夫だろうといって、車中にワンコをおいたままちょっと買い物というのも短時間であればよいですができればやめてください。車の中は温度が非常にあがりやすいです。特に雨上がりの晴れた日は湿度が高く、気温も上昇しやすいので要注意です。

――虫に注意

 虫たちが元気になりはじめるのもこの季節。自然の多い場所に出かける際は、ノミやダニ、蚊を寄せ付けないようペット用の忌避剤を使ってもよいと思いますし、月に一度駆虫剤をさすのもよいと思います。

 また、ノミやダニなどの発見を見落とさないよう、散歩後は入念にブラッシングをしながらチェックしてください。

 あと、ついつい楽しくなりすぎて、散歩が長時間になったり、散歩のコースを頻繁に変えたりしないように気をつけましょう。楽しませようとこちらは思っていても、頻繁に時間やコースが変わると、それがワンコのストレスになってしまいます。

 以上のことに気を付けて、ぜひワンコと楽しいひとときを過ごしてください。


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