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梅雨の時期の健康


 ダニやノミの怖さについては、これまで語ってきましたが、梅雨時期に怖いのは、ダニノミだけではありません。ほかにもいろいろとワンコの健康について気を付けなければならないことがあります。今回は梅雨時期にダニやノミの次に心配をしなくてはならないと編集部が考える食中毒についてお話していこうと思います。

――ドライフードでも注意が必要

 梅雨時期に飼い主さん自身の健康でも気にしているのが、食中毒ではないでしょうか。じめじめしている時期は、食中毒を引き起こすカビや雑菌が発生しやすく、当然その傷んだ食べ物を食べてしまう危険性も増してきます。食べ物はあまり長く放置しないなど、気をつかっているのではないでしょうか。

 ワンコにとっても当然、同じように梅雨の時期になると食中毒の危険性が高くなっています。食中毒というとなんとなく乾いた食べ物とは無縁な印象がありますが、実はドライフードにも十分な注意が必要となります。梅雨の時期になって放置しておくと、水分を吸ってしまい、カビなどが発生してしまう可能性があるのです。ですから、この時期はドライフードの保管の仕方などにも十分に注意を払う必要があります。

 

――できるだけ直射日光を避け日陰の涼しい場所に

 対策としては、涼しくて直射日光が当たらないところに保管しておくことです。また、保存するときはできるだけ空気を抜いて保存し、しっかりと密封してください。真空保存容器などに入れて保存するとなおよいでしょう。冷蔵庫に入れるという手もあるのですが、パッケージの内側に結露ができたりすることもあるので、もし家に涼しいところがなく入れなくてはならないときは、気を付けてください。

――できるだけ小分けのものを

 容量の大きいものを買った方が確かに値段はお得です。ですが消費するまでに時間がかかり、時間が経てば当然傷みやすくなります。梅雨時期から夏にかけての時期は、小分けのものを使った方が安全です。また、保存料や酸化防止剤といった添加物の入っていないものほど当然傷みも早くなります。かといって、そのような添加物がたっぷり入ったのを与えるのが良いのかといったら疑問が残りますが、無添加にこだわるのであれば、ぜひ保存にもこだわってください。

 

――水もこまめに変えましょう

 ドライフードと一緒で気になるのが水です。特に食事のときに飲んだ水には、食べ残しが残っていることが多く、そこから菌が発生するということも多いようです。食事をしたら余っていても水をこまめに取り換えるのがよいでしょう。


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