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暑い日の散歩について その1


 7月7日、年に一度しか会えない織姫と彦星のアツアツぶりのせいか、山梨県勝沼市では39度近くまで気温があがるなど、全国的に暑い一日となりました。そろそろ暑い夏の時期も間近ですね。さて、暑い時期の散歩はどうされていますか? 飼い主さんが暑い外に出たくないといって家の中をうろうろするだけではダメですよ。ワンコが運動不足になってしまいます。きちんと散歩に連れて行ってあげましょう。ただし、暑い最中に散歩に行くには、十分な注意が必要です。今回は、暑い日の散歩について2回にわけてお話ししていきます。

――アスファルトを触って温度を確認しよう

 暑い日の散歩で特に気をつけなくてはならないのは、暑い時間帯を避けること。それにつきます。毛に覆われているワンコは当然人間よりも体感温度は高いので、今日は若干暑さが和らいできたかなという日でも十分に暑いと感じています。日中の散歩は確実に避け、日の出前、もしくは、日が沈んだあとの夕方、夜に散歩を行うようにしましょう。

 ただし、特に夕方、夜に散歩する場合は、必ず出かける前にアスファルトを触って、熱くないか確認しましょう。日中、さんさんと太陽の熱を受けていたアスファルトはなかなか冷めません。その熱い道の上をワンコがむき出しの足で歩くと肉球をやけどしてしまう危険性が高いので、注意が必要です。アスファルトが冷める遅い時間に散歩はちょっとという方は、ワンコ用のシューズもあるので試されてはいかがでしょうか。

 もちろん嫌がるワンコもいるので、その場合は、無理やり履かせるのは避けた方がよいと思います。

 また、土や芝生など、アスファルトのない道が近くにあるのであれば、そのような道を歩いた方がよいでしょう。

――しっかりとブラッシングを

 また、出かける前はしっかりとブラッシングをして、毛がダマになっていないようにしましょう。毛がダマになっていると、そこに熱がこもってしまいます。しっかりときれいな毛並みにすることが暑さ対策の一つです。

 覆われている毛を見ていて短くすればワンコも熱くないのではとついつい思ってしまいがちですし、サマーカットといって短くしているワンコも見かけます。見た目はとても涼しそうですが、あまり短く切るのはおすすめしません。なぜなら、ワンコを覆っている毛は、直射日光や紫外線から守る役割を担っているからです。

 毛を短くすると、じりじりと直射日光に皮膚が焼かれてしまい、かえって暑いとワンコが感じてしまいかねません。切るのは少しだけにとどめて、よくブラッシングしてあげるのがよいと思います。

 さて、その2では、暑い日の散歩での必需品などについてお話ししていこうと思います。


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