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秋の寒暖差がワンコの体を……


 まだ夏なの? と思うような暑さだったかと思えば、明け方、身震いのするような寒さで目が覚める。本当にこの季節は寒暖差が激しくて、体調の維持に苦労されている方も多いのでは? かくいう私も、見事に風邪をひいてしまい、ベッドの中で、この原稿を書いています。では、ワンコは寒暖差には強いのでしょうか。今回は、秋の寒暖差対策という視点でお話ししたいと思います。

――激しい温度差はワンコも辛い! なるべく22度前後の場所で

 結論から言いますと、犬も人間同様、寒暖差にはあまり強くありません。犬種によって異なるので一概には言えませんが、30℃の夏日から20℃の秋めいた天気といったような、急激な温度差は、やはりワンコにもこたえるようで、下痢などの体調不良を引き起こすワンコも少なくありません。この時期は、気温に敏感になっておいた方がよいでしょう。

 特に体温の調整があまりうまくできないシニアや幼いワンコは、なるべくなら気温が一定のところで過ごさせてあげるように注意してください。これも犬種によって異なるので一概には言えないのですが、大体22℃前後がワンコにとって暮らしやすい温度のようですので、意識してみてください。

 一定の温度の場所ということで一つアドバイスをするならば、なるべく居る場所は、窓際ではない方がよいでしょう。空気の出入りがあり、気温が変動しやすいので、少し離れた位置で過ごさせてあげてください。

――散歩時も要注意

 特に気を付けておかなければならないのは、散歩のときです。もしも普段よりも厚い秀あるならば、木陰の多い道を通るとか、散歩の時間を少し涼しい時間に変更するなど、対処が必要です。

 また、いつもより寒いのであれば、服を着させるとか、なるべく日向の場所を歩かせるとか、してみてください。

 一番気を付けてほしいのは、飼い主さんの体調です。飼い主さんの体調が崩れてしまっては、ワンコも不安ですし、細やかな配慮もワンコに対してできなくなります。私のように風邪をひくことのないよう、健康には十分気をつけてください。

 

 


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