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鼻の強さはピカ1! ビーグルが日本を守る?


 1月29日付の「TOKYO web」に「成田空港 検疫探知犬2頭着任 ビーグル犬のメグ号、ボタン号」という見出しの記事が載っていました。記事の内容は、見出しの通りなのですが、その記事の中に、「国内の探知犬は26頭で、羽田空港や関西空港などで活動している。うち24頭は、嗅覚に優れた狩猟犬のビーグル犬だ」という記述がありびっくり。検疫探知犬と言えば、手荷物の中に、動物・植物・食品などが入っていないかを確認する役割を担っています。それらのものが万が一にでも病原体や有害物質に汚染されていて、日本に広まることがあっては大変です。24頭のビーグルたちは、それを未然に防いでくれているのです。つまり、彼ら、彼女らが日本を守ってくれているといっても過言ではないのかもしれませんね。今回から、そんなビーグルたちに敬意を表して、その特徴などを紹介しようと思います。

――鼻の強さはピカ一

 ビーグルは体高(たった状態のワンコの地面から背中までの高さ)が33~40センチぐらいで、小型・中型犬ぐらいでしょうか。写真を見てもらえるとわかると思いますが、とても愛くるしい顔をしており、「スヌーピー」のモデルになったワンコともいわれています。先ほど紹介した記事によると「愛らしい見た目で旅客に威圧感を与えない」ことも、空港で働くことになった理由なのだとか。

 そんな愛くるしいビーグル。特徴といえば、とにかく鼻がきくこと。狩猟犬だということと関係があるのかもしれません。鼻がきくので、検疫探知犬だけでなく、警察犬、麻薬探知犬としても活躍しているといいます。性格は活発で遊び好きですが、攻撃的ではなく、穏やかで素直な反面、ちょっと好奇心旺盛すぎちゃうわんこも多いと聞きます。

――もともとは狩猟犬、ウサギ狩りは大得意

 ビーグルはイギリス出身のワンコで、祖先は紀元前からギリシアでウサギ狩りに用いられていたワンコだといわれています。その歴史はずっと先に受け継がれ、昔のイギリスのスポーツであったウサギ狩りにもよく用いられていたそうです。

 何も、検疫探知犬などでビーグルが活躍しているのは、日本だけでなく、海外でも検疫や麻薬探査などで活躍しているビーグルも多いといいます。ようするに古くから現代にいたるまで、人間のパートナーとして一緒に暮らしてきたワンコだといえそうです。

 次週は飼い方など、ビーグルについてもう少し踏み込んで紹介していこうと思います。


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