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敬老の日をきっかけにワンコが年をとったときのことを考えてみた その3


 さて、9月頭より、シニア犬について話をしています。3回目の今回からは、シニアになって特に気をつけなきゃいけないことについてお話します。

体型を維持することが長生きの秘訣

 「年取るとなかなかこいつが落ちないんだよ」と苦笑いを浮かべながらお腹についた脂肪を摘むお父さん。シニア犬もそんなお父さんたちと同様に食べる量も食べる物も変わったわけではないのに、いつのまにかぽっちゃりしてしまうのです。そして肥満は万病の元というのもこれまた一緒です。ワンコが太ってくるとやっかいな病気になる可能性は高まります。

 体重計などがあれば良いですが、ない場合でも胸や背中を触っても骨の凹凸がわからなかったり胸や背中からお尻のあたりを撫でて、ゴツゴツとした骨の感触がなかったりすれば太り過ぎ!!

 そしてもし太っているようでしたら、ダイエットを始めましょう!

まずは食生活の見直しから

 まず、ドライフードはシニア犬用、もしくはダイエット用のフードに切り替えます。

 大事なのはどれぐらいの量をあげるのかです。参考となるのは、ドッグフードの裏側に書いてある表記です。もちろん基準がバラバラなので、一概には言えませんが、これだとちょっと量が多いことがあるということを覚えておいてください。

 最初は表記よりちょっと少なく上げてみる。それで体重の変化をしばらくみます。もしもそれで太るようだったら量を減らしてあげてみてください。

ドライフードは小分けにして食べすぎを防止

 そして、ダイエットを必ず成功させたいのなら、おすすめの方法があります。

 まず、一日の必要な分だけの食事を小分けにします。そして、おやつやトレーニングで必要なフードもそこから出すようにするのです。

 実は肥満の原因はおやつのあげすぎにあります。このようにすれば、おやつによるフードのあげすぎが防げます。

 太りすぎ以外に、シニア犬が、逆に急激に痩せてしまうこともあります。食欲が落ちてくるというのもありますし、内蔵が弱って栄養分を吸収できなかったり、病気だったりする可能性があります。これは獣医師さんに一度相談した方が良いでしょう。


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