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さむーい冬のお風呂はどうするの? その1


 さて、寒い日が続いていますが、皆さん体調などは崩さずに、元気にお過ごしでしょうか?

 さて今回から宣言通り、お風呂についてのお話です。

 寒い冬は、お風呂に危険がいっぱい。特に、まだ体の弱い若いワンコやシニアなワンコは注意しなければならないことが多くあります。そこで、今回から入浴の注意事項をいくつか紹介します。

――そもそもお風呂に入る必要があるの?

 そもそもお風呂に入る必要があるのでしょうか? いろいろな意見があると思いますが、呼吸器や心臓の機能が弱いシニア犬にとって、蒸気の立つ入浴はとても負担がかかります。また、耳の中などの細かい箇所まできちんと乾かさないと風邪や下痢を引きおこす原因となり、皮膚を傷めたりもします。特に冬では体が冷えて風邪になるのかどうかが心配。

 家庭用のドライヤーでは、乾くまで時間がかかってしまうので、できるだけ無理な入浴はしない方が良いと思われます。

 毎日濡れタオルで拭いて綺麗にしてあげたり、水で流さないタイプのシャンプーを使ったりした方が負担はかからないので、一番安全な方法だと言えるでしょう。

――おすすめの部分浴! そのやり方と注意点

 汚れなどが目立つときは、たらいなどにお湯を張って座らせ、汚れた部分だけを手早く洗う部分浴の方が、乾かしやすく体に負担をかけないのでおすすめです。

部分欲のやり方を説明します。

  1. 吸水性の高いタオル、シャンプーなど使う道具をすべて準備します。シャンプーも先に泡立てておいてください。たらいの中ですべらないようにおなかの下から腕をまわし、後ろ足の付け根あたりを支えて腰を持ち上げます。できれば手早く行えるように、二人以上で行い、支える人と洗う人に分けてください。

  1. 先に洗いたい箇所を濡らしてからシャンプーを使い、汚れている箇所を中心にあまり力を入れずに洗います。この時、愛犬が前のめりになってバランスを崩さないように注意が必要です。

  1. 汲み置きしておいたお湯(温度は30度前後)をかけて、手早くすすぎます。シャワーを使う際は、全身浴同様、水量を少なく、ヘッド部分を手のひらで包みワンコの体に押し当てるようにしてかけます。そして、すすぎ終わったら、吸水性の高いタオル、ドライヤーなどを使い手早く乾かしましょう。

では、次週はどうしても湯舟にいれたいというときの方法を説明します。


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