ワンズマガジン

さむーい冬のお風呂はどうするの? その2


 さて、冬の入浴は、体が冷えないように、素早く行うのが大切です。そのための準備と注意点を今回はお話します。

短時間で入浴するためのコツ! 準備がすべて

入浴前の準備・注意点

  • すべり止めマットを敷く
     水でぬれている場所はとてもすべりやすく、特に足腰が弱っているシニア犬には、転倒の危険が伴います。浴室の床には、風呂用のすべり止めマットを敷いてください。

  • 湯の温度は30度前後にする
     お風呂に立ちこめる湯気はシニア犬の気管を詰まらせる恐れがあります。シャワーやかけ湯などの温度は湯気が立たないように30度程度のぬるま湯にしましょう。

  • シャンプーは泡立てておく
     手早く洗えるように、シャンプーは入浴直前に洗面器などに入れて湯でといて泡立てておきましょう。

  • すべての道具を事前に用意しておく
     入浴から入浴後の乾かす行程も含め、流れを考えておきましょう。そして必要な入浴グッズをすべて準備してから入浴させましょう。あれがない、これがないとあわてることもなくなります。

洗う時・洗った後の注意点

  • 必ず二人以上で作業をする
     一人が体を固定して、一人が洗います。洗うのも乾かすのもとにかく手早く行うことが大事です。乾かすのが遅れると、体が冷えてしまい、温度さによって内臓に負担がかかったり、風邪を引いたりしてしまいます。必ず二人以上で行うようにしましょう。

  • 愛犬の体の弱い部分をしっかりとサポート
     後ろ足が弱いと腰からくだけてしりもちをつく、バランスを崩した犬を支えようとして無理な力を入れてしまい、怪我をさせてしまうなど、筋力が弱い部分をしっかりケアをしていないと、非常に危険です。おなかの下から腕をまわしてしっかりと支えるなど、愛犬の体をしっかりと固定してください。

  • シャワーは弱くかける
     皮膚を傷めないように、シャワーは水量を少なくしましょう。ヘッド部分を手のひらで包み、愛犬の体に押し当てるようにかけるようにしてください。また、シャンプーの前は、愛犬の体を良く濡らしておきましょう。

  • 吸水性の高いタオルでしっかりと乾燥

 ただし、洗うのが難しい大型犬や座っていられないワンコ、心臓や循環器系に病気を持っているワンコは、動物病院に併設されているトリマーにまかせた方が良いと思います。サロンで断られた愛犬も動物病院が併設してあるところだと受け入れてくれることがありますので、一度相談してみるとよいでしょう。


(C)

掲載日:


次回:ワンコにとって快適なバリアフリーな住居空間を その1


前回:さむーい冬のお風呂はどうするの? その1