まだまだ寒いこの季節。ワンコとの散歩の途中、温かいコーヒー、紅茶で冷えた体を温めたいと思うことも少なくないのではないでしょうか。
そんなときに便利なのが、ワンコと一緒に入れるドッグカフェ。ワンコと一緒にゆっくりと体を休められます。また、ドッグカフェは、散歩のときの休憩だけでなく、ほかの犬仲間と交流できたり、ワンコ専用のおいしいフードが楽しめたりとワンコ連れにとっては憩いのステーションといえる存在です。
ただ、「お店のマナーとか知らないのでちょっと入りづらい」「うまくワンコが馴染めるのか心配」と尻ごみをしている飼い主さんも少なくないと聞きます。そこで、2回に分けて、ドッグカフェ未経験者に向けたアドバイスをしていきたいと思います。行ったことのあるという方も、もう一度マナーなどを確認してもらえたらと思います。
前半は準備編です!
ドッグカフェで楽しむことのできるワンコの条件
基本的に健康なワンコであれば、子犬でも、シニアでも大丈夫。ただし、ワンコ同士のトラブルは避けなければなりません。ですから、発情期のワンコ、感染症にかかっているなど体調のあまりよくないワンコ、吠えグセがあるなどのしつけのできていないワンコは、入店を控えた方がよいでしょう。
では、どのようなしつけができていればOKなのか。どれと、どれができればいいという基準はないのですが、興奮しても、きちんと飼い主さんの言うことを聞けるというのが絶対条件になります。何があっても「マテ」と一声かければ、動きを止められる、オスワリ、フセでじっとしていられるというところが基準になっていくのではないでしょうか。
実際に家で食事中やおやつの時間などに、飼い主さんが食事や飲み物を飲んでいる間、リードを踏んだ状態で、ワンコをフセなどさせて待たせてみるなど、模擬トレーニングをしても良いと思います。飼い主さんが食べたり飲んだりしている間もじっとしていられたらおやつをあげてほめるなどのご褒美を与えて、足元で落ち着いて待っていられるように慣らしてみてはどうでしょうか。
ドッグカフェに持っていきたいもの
当日の持ち物ですが、まず、ドッグカフェも飲食店ですから、衛生面のフォローをするのは必須です。よだれやワンコが店内を汚してしまったときにすぐ拭けるように、タオルは持っていきましょう。
あとは、いざというときのトイレシーツ、ウンチ袋なども用意しておいてください。抜け毛の多いワンコや毛の生え代わりの時期などは、お店に毛をおとさないように、洋服を着せるのも良いでしょう。前日は、入念にブラッシングやシャンプーを行い、抜け毛が飛び散りにくくしておくこともお忘れなく。
また、ワンコがくつろげるように、カフェマットがあると良いでしょう。家などで、普段からマットに慣らしておいて、その慣れたマットをドッグカフェで使用することで、ワンコがよりリラックスできます。キャリーバックやカートなどに慣れているワンコでしたら、それらを持っていき、店内でそこに入れてあげることで、ワンコもリラックスして待つことができます。
お店によっては、愛犬用の水を用意していないところもありますので、給水皿と水を持参しておくと安心です。
そして、足元で静かにしていられたときのご褒美としてのフードやおやつも忘れずに持っていきましょう。