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ワンコと一緒に乗り物に乗ろう その3


 さて、ワンコと乗り物に乗ろう。最後は自動車に関してお話したいと思います。主に自家用車について書こうと思うのですが、その前に、最初にバスについて書いていこうと思います。

――バスは原則タダ

 バスも原則は電車と一緒で手荷物扱いです。全身が、ケースやバッグなどに収納されていて、他のお客様に迷惑をかける恐れがないこと、ケースやバッグ等は、膝の上に乗せられる程度のサイズであることが求められます。ただし、混雑状況などによっては、乗車拒否をされることもあるようなので、注意が必要です。

 また、バスは手荷物は、タダなので、料金が発生することはありません。

――一番楽なのは自家用車での移動ですが……

 誰に気兼ねをすることなく、ワンコと移動できる野は自家用車。ですが、ワンコの中には車酔いをする子もいますので注意が必要です。いきなり、ロングドライブをするのではなく、まずは、エンジンをかけずに車に乗せる、次にエンジンをかけてそのまま停車して何分か過ごす、いつもの散歩コース、または家の周りなどを車で走るなど、短い距離から徐々に慣らしてあげた方がよいように思います。車に乗り終わったらごほうびをあげるのもよいかもしれません。車に乗る=いいことがまっているとワンコが感じてもらえるようになれば、車に乗ること自体を好きになってくれます。

――車酔い対処法

 ワンコの車酔いの症状としては、嘔吐、よだれ、震え、挙動不審、心細げに吠える、あくびを頻繁にするといったものがあるようです。そのような症状を頻繁に見かけるようになれば、それ以上はあまりやめておいた方がよいでしょう。

 ワンコの車酔いを防ぐのにはどうすればよいのかは、個体差があるので、これをすれば車酔いをしないというのは、一概にはいえません。ただ、以下のようなことを気をつけたり、試してみたりしてください。

 まず、車内のにおいを気をつける。ワンコはにおいに敏感なので、車の中に残るタバコの匂いなどに敏感に反応して、車酔いになっていることが考えられます。車酔いには、ペパーミントやジンジャーの香りがよいといいますので、そのような香りを車内に漂わせたり、オイルを数滴ハンカチにしみこませて、かがせるのもよいでしょう。

 次に、車内の空気のよどみも、車酔いを引き起こす要因のひとつです。車の窓を開け、車内の空気がこもらないようにしてください。

 また、窓から景色が見えたほうがよいというワンコもいますが、それで酔っているようでしたら、犬用のシートベルトなどで、クレートなどを固定して、ワンコを車の揺れから守ってあげてください。

 ワンコの状態としては、空腹ではないけど、満腹でもない状態というのが、車酔いしにくいと言われています。食後すぐにではなく、少しワンコの胃袋が落ち着いたぐらいで出かけるようにしてください。

 どうしても車酔いがひどいという場合は、ワンコ用の酔い止めもあるようなので、いきつけの獣医に相談し、利用するのもよいでしょう。

 いかがだったでしょうか。三回にわたって、ワンコと乗り物についてお話してきました。うまく公共交通や自家用車を利用して、ワンコと楽しい思い出を作ってください。


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