5月17日、気象庁によると沖縄や奄美地方で梅雨入りとなりました。昨年よりも沖縄地方が4日、奄美地方が3日早かったそうです。例年の梅雨入りの時期を考えると、そのほかの地域も徐々に梅雨入りが宣言されていくでしょう。もしかしたらこの記事がサイトに掲載されるころには、すでにいくつかの地域がもう梅雨入りしているかもしれませんね。
さて、そんな梅雨時に悩ましいのが、ワンコのお散歩。雨の中、散歩に行くべきか、行かないべきか。一概にどうすればよいのかは言えないかもしれませんが、今回からは、雨のお散歩についてお話ししようと思います。
――意外にも雨の散歩が好きなワンコも
そもそも、雨の散歩は良いのか、悪いのか。ワンコによって違うように思います。今回この記事を書くにおいて、何人かの飼い主さんに話を聞いたところ「うちのワンコは雨が降ると散歩に行きたがらない」「途中で帰りたがる」と語る飼い主さんもいれば、中には「いつもよりはしゃぐ」と言う飼い主さんもいました。ワンコの性格によって随分と違うみたいです。嫌がるワンコを無理やり散歩させることは、ワンコのストレスになるので厳禁ですが、散歩で体を動かすことは、元気なワンコにとってはとっても良いことなので、雨の中に散歩に行くなんてかわいそうだと決めつけないで、一度試してみると良いと思います。そこで、嫌がるようならやめればよいのです。
そうはいっても、カミナリが鳴っているようなときには、控えた方がよいと思います。突然の大きな音、光とワンコの苦手な要素だらけです。今回話を聞く中で「散歩中にカミナリにあってから雨の散歩に行きたくなくなった」と言う飼い主さんもいました。
ワンコはいやなことがあると、いつまでも覚えているもの。カミナリもそうですが、車の跳ねた水がワンコにかかるなど、嫌な経験をしないように雨の散歩中は気をつける必要があるように思われます。
――足のケアには気をつけて。なるべく柔らかい道を
雨の日、特に小さなワンコは、なるべくならばアスファルトではなく芝生、土などの柔らかい地面の場所を選ぶようにした方がよいでしょう。小さいうちは、肉球の皮膚がまだ十分に硬くありません。その肉球が、濡れた地面を歩くことによって、ふやけてしまいより柔らかくなり、傷つきやすくなるからです。
肉球がしっかりしているワンコだとあまり傷つくようなこともないようですが、それでも砂利道とか、石が転がっているような場所にはあまり行かない方がよいでしょう。
さていかがだったでしょうか。次号は、散歩中、散歩後の注意点についてお話していこうと思います。