今週は、編集部によせられたお便りに対して答えていこうと思います。
さいたま市在中のN.Aさんからの質問です。
――ワンコは年齢とともに好奇心が薄れていく
Aさんのワンコは、ボールを転がしても追いかけず、ぶつかっても目をうっすらあけるだけ。周囲の物事にあまり関心を示さず、いつも元気のない様子で寝てばかり……。
「ワンコが周りに興味をなくした」。
これは、いろいろな原因が考えられます。まずは、病気でしんどくないかどうかを気にしてあげてください。
次は、年齢です。
シニアになると周囲への興味や探究心といったものが薄れてきます。
視覚や聴覚などの五感が弱くなりますし、足腰も弱ってくるので「なんだか億劫だなぁ」とワンコが思ってしまうのもある程度は仕方のないことです。
のんびりしている姿はどこか愛らしさも感じます。しかし、だからと言ってそのままほったらかしにしておいたら、どんどんと周りに対する関心が薄れ、老け込んでしまいます。
――脳に刺激を与えてなくした好奇心を呼び戻そう
そんな精神的な老化を防ぐためには、ワンコの脳を刺激して、活性化してあげることです。新しい場所、新しい遊びにどんどんと挑戦してみましょう。そのとき、愛犬の性格を考え、喜びそうなことを選ぶのがポイントです。
他の犬に会うのが好きなコならドッグカフェやドッグランに連れて行ってあげる。おもちゃ好きなら新しいものをプレゼントしましょう。
「楽しい~」という気持ちを味わうことによって、もっと楽しみたいと積極的にいろいろなことに向き合うようになるはずです。
--愛犬に刺激的な毎日を送ってもらうには?
ではどうすればいいでしょうか。
クレートに入るなど新しいしつけを試してみたり、フードを隠して探させるなど遊びながら食事をとったり、いつもの生活にちょっとした変化をつけてみましょう。
また、あまり、人見知りや犬見知りしないコはいつもと違う場所に行くのが効果的。さまざまな物が並ぶホームセンターや他の愛犬たちが集まるような公園などに出かけてみては?
そのほか、音楽に合わせて踊ったりと視覚や聴覚といった五感を使った遊びを取り入れてみてはどうでしょう。
いつまでも愛するワンコが元気でいるために、一度試してみてはいかがでしょうか。