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ワンコにとって快適なバリアフリーな住居空間を その2 家のここが危険ゾーン

 さて、第二回は、家の意外に危険な場所について、お話していきます。

 

――半端な隙間は要注意

 

 まずは、半端な隙間がないか探してみましょう。ワンコが高齢で、痴呆症になると、狭いところに入ってしまい、そのまま身動きがとれなくなってしまいます。

 すぐに救出できる場所ならまだ良いですが、すき間の奥までいってしまい、無理な体勢での救助を余儀なくされ、体を痛めてしまう場合もあります。

 

 また、日々気をつけたいのが、誤飲の防止です。シニアになると、ワンコの判断能力が鈍ってしまい、これまでは大丈夫だったものでも、誤飲する危険性が出てくるので、なるべく飲み込めそうな大きさの物は床に放っておかないようにしましょう。

 

――家のここが危険ゾーンの対処方

 

 さて、家のそのほかの危険ゾーンとその対処法を、お教えします。

 

1.角や出っ張り

家具の角や柱の出っ張りは要注意です。気泡シートやタオルなどを巻きましょう。

 

2.段差

段差にはスロープや、ペット用のウレタン製の階段をつけましょう。

 

3.ゴミ箱

食べ物の執着が強くなるので、家族がいない間に生ゴミを食べようとします。必ずフタを付けるようにしましょう。

 

4.床

爪を立てられず踏ん張りのきかない床は天敵です。廊下の改善も忘れずに行いましょう。

 

5.階段

大怪我の可能性があります。上り下りしないようにフェンスを設置しましょう。

 

6.コード

コードにつまずく可能性があるので、市販のコードカバーなどを利用しましょう。

 

7.トイレ

場所を変えるとどこがトイレだったかわからなくなります。

 

8.寝床

あまり場所を変えない。また、分離不安を予防するために、なるべく人気のあるところに。

 

9.窓

視力の落ちたワンコにとって透明なものは見えにくく、何もないと思って、突っ込んでしまいます。窓にカラフルな模様をつけてあげるか、前に柵を作ってあげてください。

 

いかがだったでしょうか。いずれにしてもそれぞれのワンコの特性にあったような家づくりを検討してみてくださいね。

 

 

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