あなたが花見を楽しめればワンコも楽しい
全国各地で桜の開花宣言が聞かれ、そろそろあちらこちらで花見を楽しめる季節となりました。そこで、今回は、「ワンコと一緒にお花見をするために」をテーマに語っていこうと思います。
「ワンコは絶対花より団子」「飼い主さんに無理やり連れていかれてかわいそう」などと思う方もいらっしゃるかもしれません。ワンコが桜の花を見てどう思っているかはわかりませんが、ワンコは、ご主人である飼い主さんがうれしそうにしていたり楽しんでいたりする姿をみることがなによりの喜びです。ですから、ワンコとのこの季節でしか味わえない、素敵な思い出をつくることを飼い主さんが心から楽しめれば、それがワンコにとって一番の幸せなのです。
周りもお酒が入っているので、周囲とのトラブルには最新の注意を
ただし、心から楽しむためには、いくつかの注意しなければならないことがあります。まず、これは、多くの人がいるところで遊ぶ際には当然のことですが、吠え癖があるワンコは、あまり混んでいるところへはいかない方がよいでしょう。お酒が入っていることもあり、ワンコが吠えたことで、思わぬ騒動になったというケースもちらほら聞かれます。もし少しでも吠える心配があるならば、なるべく人のいない場所、時間帯を選んでください。
常に傍にいて落ち着かせてあげよう
また、お花見会場にワンコにとっての危険がいくつか潜んでいます。にぎやかでワンコが興奮しやすいですし、お弁当のアルミカップ、つまようじなどのゴミが落ちていやすく、それらをワンコが誤飲してしまう危険性もあります。それらを防ぐためにも、リードを付け、ワンコは小型なら膝の上、中・大型ならそばに引き寄せるなど、できるだけ近くにいて、目を離さないように気を付けましょう。
小型犬の場合は、万が一興奮をしたときのために、日ごろから慣れているハウスを持ってきて、興奮したらその中に入れ、布なので、周囲の様子がわからなくすると落ち着きやすいです。
ちなみに、竹串やつまようじ、お弁当のアルミカップなど、内臓を傷つけそうなものや、果物の種などの内臓に詰まる大きさのものを食べてしまったときは、すぐに病院に駆けつけましょう。「すぐに」といっても落ち着いて対処することが大切。飼い主さんが慌てるとワンコも興奮してしまいます。慌てなくても済むように、万が一のことを考え、誤飲したらどこにいくのか決めておくのもよいと思います。
桜の花びらは数枚だったらそこまで慌てる必要はありません。二、三日様子を見て、下痢をするなど明らかに様子がおかしくなったら病院へつれていきましょう。