さて、いよいよGW突入! 春真っ盛り。暖かくなり、ワンコとのお出かけの計画を立てるのもよいでしょう。しかし、おろそかにしてはいけないのが、健康面です。急に暑くなってくる春は、暑さの苦手なワンコにとっては、ちょっとつらい季節。本格的につらくなる夏に向けても、栄養価の高いものを食べて、元気な体をつくりましょう。
特に旬の野菜は、栄養価もうま味も普段より高いといいますので、積極的にとりたいところ。そこで、今回は、編集部おすすめ、春に食べたい野菜を特集します。GWにピクニックに行く際、ワンコ用のお弁当にでも一つ取り入れてみてはいかがでしょうか。
――キャベツを食べて、腸を元気に
「腸は第二の脳」などといわれ、腸を整える必要性がいろいろな健康雑誌、TVなどで言われていますが、それはワンコも一緒。何せ、免疫細胞の約6割が腸に存在するといわれていますから、腸が元気なら体も元気といっても過言ではないのかもしれません。無添加のもの、手作りごはんがいい理由は、保存料などの添加物が腸を疲れさせるからというのが一つあります。
そんな腸をきれいに、元気にしてくれる春の旬野菜がキャベツです。キャベツは腸をきれいにしてくれる食物繊維が豊富なだけでなく、胃潰瘍を予防して消化不良を防ぐビタミンUを含んでおり、胃腸を強力にサポートしてくれる食材です。
ただし、生のままだとはき戻しの原因となったり、腸の中でガスがたまってしまい腸の環境が悪くなったりしてしまうこともあるようです。さっとゆがいてから出すのがよいでしょう。
――パセリですっきりお腹
キャベツのほかに腸の健康を保つために適した野菜がパセリです。年中、レストランなどで見かけるのであまり意識したことがないかもしれませんが、パセリも春が旬の野菜です。パセリには排便を促進する不溶性食物繊維が豊富にありますし、免疫機能の維持などに必要な栄養素もたっぷり含んでいます。ただし、食物繊維をたっぷり含みすぎているため、あまり大量に摂取すると、軟便や下痢の原因になりますので、注意が必要です。
生のままみじん切りにして、肉などに振り掛けて与えるのが良いのではないでしょうか。
――アスパラガスで老化を防止
神経や血液の健康に必要な葉酸が多く含まれるアスパラガス。五月、これからの時期、旬を迎える野菜です。アスパラガスには、葉酸のほか、細胞を酸化させて老化させてしまう活性酸素から体を守ってくれるグルタチオンも比較的多く含みます。
ゆでたあと、ピーラーなどで硬い部分を一皮むいてから与えてみてはいかがでしょうか。
――ビタミンCが摂取しやすいじゃがいも
ビタミンCといえば、活性酸素から体を守るといわれている、とても重要な栄養素です。しかし、熱で壊れやすいというのが欠点です。しかし、じゃがいものビタミンCは熱にも強いといわれています。これから旬のじゃがいもをゆでたり、ふかしたりしてワンコに与えてみてはいかがでしょう。そのときは、必ず芽はソラニンという毒素を含むので必ず取ってください。
ほかにもレタスなども旬の野菜の一つです。生のまま軽く刻んで与えてください。栄養素がそこまで豊富ではないのがたまに傷ですが。
今回、あげた食材は、健康に良いといっても、与えすぎはいけませんし、ワンコにも個体差がありますので便の様子などを見ながら与えてくださいね。