ワンズマガジン

愛犬 基本のマナー その3 ワクチン編 Part1――ワクチンってなに?


 さて、4月の特別企画としてスタートした基本のマナー編。第3回はワクチン編です。よくワンコにはワクチンを受けさせなければならないと聞きますが、いったいワクチンってなんだろう? いろいろ種類があるけどどれを打たなければならないの? という人がいると思います。そこで今回から3回に分けてワクチンについて説明していきたいと思います。

――ワクチンってなに?

 ではまず、ワクチンって何? というところから話していきたいと思います。簡単に言うと、ワクチンとは感染症の予防に使われる薬液のことです。病原体から作られた無毒化あるいは弱毒化された抗原を体内に取り込むことで、体内に病原体に対する抗体産生を促し、感染症に対する免疫を獲得するというものとの説明が一般的なようです。

 ようするに、病原体を利用して、その病原体に打ち勝つ体を手に入れるものといった感じでしょうか。

――どんなワクチンを受ければいいの?

 ワンコのワクチンで最も知られているのが、狂犬病のワクチンではないでしょうか。狂犬病のワクチンについては厚生労働省のホームページで以下のように書いてあります。

 生後91日以上の犬には早く予防注射を受けさせ、その後は1年に1回(予防注射接種時期は4~6月)の予防注射で免疫を補強させましょう。狂犬病予防注射はお住まいの市区町村が行う集合注射、または動物病院で接種することができます。

 そのぜひに関しては、いろいろと意見もあるようですが、同ホームページに、

犬の飼い主には、
(1) 現在居住している市区町村に飼い犬の登録をすること
(2) 飼い犬に年1回の狂犬病予防注射を受けさせること
(3) 犬の鑑札と注射済票を飼い犬に装着すること
が法律により義務付けられています。

 とあります。

 ドッグランなどでは、この狂犬病のワクチンを受けてあることが、必須条件になっているところが多いです。

 さて、ドッグランには、狂犬病ともう一つ、5種混合ワクチンの接種の証明を義務付けているところが多いようです。この5種混合ワクチンについては、次週、紹介していきます。


(C)

掲載日:


次回:愛犬 基本のマナー その3 ワクチン編 Part2――ワクチンの種類


前回:愛犬 基本のマナー その2 散歩編