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愛犬 基本のマナー その3 ワクチン編 Part2――ワクチンの種類


 さて、先週の予告通り、今週は、5種混合ワクチンについての話から入ろうと思います。

――ワンコのワクチンの種類

 まず、知っておきたいのが、狂犬病のワクチン以外は受けるのは任意だということです。ですが、コアワクチンと言われ、重要なワクチンだと言われています。コアワクチンは以下の感染症を予防してくれるものです。

ジステンパーウイルス感染症

アデノウイルス I 型感染症(犬伝染性肝炎)

アデノウイルス II 型感染症

パラインフルエンザ感染症

パルボウイルス感染症

 

――どれだけ接種しなければならないの?

 コアワクチンの日本獣医学会のホームページには以下のようにあります。

子犬では6週齢から8週齢で接種を開始し,2から4週間間隔で16週齢以降まで接種します。6カ月または1年後に再接種(これをブースターと言います)した後は3年以上の間隔で追加接種を行います。(狂犬病はコアワクチンですが日本の法律で毎年の追加接種が義務付けられています)

 

 このコアワクチン以外にもコロナウィルス感染症を防ぐものとか、レプトスピラ病黄疸出血型を防ぐものとかいろいろなワクチンがあり、これらはノンコアワクチンと呼ばれており、一般的にワクチンの種類は5~9種類のワクチンがあります。

 ワンコのことを思ったら、いろいろなワクチンを打った方がよいと思われるかもしれませんが、必ずしもそうとは限りません。

――副作用に要注意

 何種類のワクチンを打つのかは、ワンコのアレルギー体質の有無や年齢、住環境などを考慮して、獣医さんに判断してもらい、必要な種類だけ接種するようにしましょう。なぜなら、ワクチンには副作用があるからです。

 獣医学会のホームページによると、「犬にワクチンを接種すると約200頭に1頭で何らかの副作用が見られており,約3万頭に1頭が死亡しています。」とあります。

 何のワクチンを受けるのかは、ぜひ慎重に見極めてください。


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