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愛犬 基本のマナー その3 ワクチン編 Part3――ワクチンの注意点


 さて、ワクチン編の最後は、ワクチンの注意点について、話しておきましょう。

――当日に体調不良の場合は見送りを

 まず、ワクチンは体調が万全のときに受けるようにしましょう。毒をもって毒を征するではないですが、大げさに言えば、弱毒化した病原体を体内に入れるわけですから、体調が悪い日に打ってしまうと、体調が悪化する危険が高まります。いつもよりもご飯を食べない。下痢をしているなど、何らかしら異変があったら、接種は見送った方がよいでしょう。

――副作用が起きないか常に注意を!

 前回も書きましたが、ワクチン接種には副作用が心配です。接種後30分は病院に待機し、急性のアレルギー反応が万が一起きても大丈夫なようにしておいてください。また、発熱や下痢などが起きないか、接種後4~5時間は少なくともこまめに様子を確認し、何かあったらすぐに病院に電話してください。

――ワクチン接種後は普通に生活して大丈夫?

 いろいろと説はありますが、ワクチンを受けた日は、入浴などは避けた方がよいと思います。また、ワンコによっても異なりますが、大人のワンコであれば2、3日、子どものワンコであれば4、5日は、安静に過ごし、様子を見ながら短時間の散歩へと連れて行ってあげてください。激しい運動はしない方がよいでしょう。

――ワクチンとともにマイクロチップもぜひ

 さて、ワクチンとともに、接種を考えてほしいのが、マイクロチップです。もし、万が一、ワンコが迷子になったときでも、マイクロチップがあれば、助かる可能性は高まります。設置は、ワクチンと一緒で、特製の注射を一度打つだけです。ぜひ、一度、獣医さんに相談してみてください。

 いろいろと注意事項を書いたので、ワクチンに対して不安を与えたかもしれませんが、ワンコが大変な感染症にかかってしまってはそれこそ元も子もありません。飼い主さんによって考え方はあると思いますが、悩む前にまずは獣医師によく相談することが大切です。


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