連休が終わり、仕事したくないモード全開! これが「五月病かー」と、五月病のせいにしてだらだらと仕事をしてしまっている私。ふと気になったのが、ワンコには五月病があるのかということ。そこで今回はワンコと五月病について話をしていきたいと思います。
――そもそも五月病とは……
そもそも五月病って何でしょうか。これ「病」という字はついていますが、実は病気ではありません。4月は転勤や進学、進級の時期であり環境が変わりやすく、そのストレスなどで五月のGW明けごろに、やる気がでないなどのうつ的な症状を総称したものです。
なので、いろいろな説がありますが、まあ、言葉的な意味を考えると、転勤や進学、進級などのないワンコには関係のないものと言えるかもしれません。
ただし、この時期、わんこに五月病と同じような症状がみられることがあります。
その場合の原因は大きく分けて二つあると思います。
一つは、人間と同じく精神的なもの。GWで外出が続いた、飼い主さんが旅行にいきしばらくの間会えなかったといったところでしょうか。
二つ目は、気温差です。今、まさに皆さんが体感されていると思いますが、春は最高気温が日によって目まぐるしく変わります。
人間もそうですがワンコも激しい温度変化によって体調を崩すことがあります。中には、下痢、食欲不振に陥るワンコもいるようです。
――五月はストレスと温度差に要注意
ではこれらの症状を改善するにはどうすればよいのか。
まずストレスに関してですが、散歩はもちろんのこと、できるだけ話し掛けてあげるようにしてください。
また、新しい刺激を与えてあげるのもストレス解消の一つの手。新しいおもちゃを買い与えてあげるのもいいですし、あたらしいしつけを教えてあげるのもよい刺激になります。
温度差については、服の着脱などでなるべくワンコの体感温度を調整してください。もう一つは、きちんとブラッシングをしましょう。毛なみがととのって、ふんわりして皮膚の表面に空気の層ができているのが理想。空気の層が保温の役割を担ってくれます。また、ブラッシングは血行もよくしてくれるのでワンコの健康に一役かってくれると思います。
以上です。いずれにしても、何か心配ごとがあるならばかかりつけの獣医に診せてください。