5月は一年間で最も多い季節、5月の紫外線は真夏とほぼ同じという話を聞いたことありませんか? それなら飼い主さんもワンコもそれなりに、対策をしなくてはならないのでは? と気になるところ。実際はどうなのか調べてみました。
――5月強いと言われているけど……
気象庁のホームページの「紫外線に関する質問」というコーナーによると、紫外線が5月に多いと言われていることについて次のように説明しています。
「オゾン層での吸収がほとんどないUV-A領域の紫外線のことと考えられます(特に6~7月に梅雨時期となる地域に当てはまります)」
UV-Aとは何か。実は一口に紫外線と言ってもいろいろと種類があり、地上に届くのは「紫外線A波(UV-A)」と「紫外線B波(UV-B)」の二種類だと言われています。
前述したとおり、5月はUV-Aの方が強いのですが、もう一つのUV-Bは夏場が強いようです。
――夏場と同じように注意してれば大丈夫
では、その二つの紫外線はどっちが危ないのか。
公益社団法人日本皮膚科学会のホームページによると、「シミ、しわ、皮膚がんなどの慢性皮膚障害(光老化)についても圧倒的にUV-Bの影響が強い」とあります。
これ、ワンコも一緒です。
ですから、まあ5月が紫外線が一番強いと言われていますが、そこまで過敏に反応しなくても、夏場と同じように、しっかりと対策をすればいいのです。
ちなみに、紫外線で、お困りなのが白内障の進行を早めたり発症するリスクを高めたりするということ。高齢のワンコなんかは少し注意が必要なのかもしれません。
――人よりワンコの方が注意が必要
また、ワンコは人間よりも、紫外線によるダメージを受けやすいと言われています。それは、ワンコの方が人間より地面に近いところで生活しているから。
アスファルトなどからの照り返しを受けてしまうのです。にもかかわらず、自分はばっちり日焼け止めなどで対策しているにもかかわらず、ワンコは無防備の飼い主さんも良く見られます。ぜひワンコの紫外線対策にも目を向けてくださいね。
それでは次回は紫外線対策について話をしていきたいと思います。